読書のすすめ:独りの良さ
私の趣味の一つとして読書が挙げられる。
今回はその読書との出合いについてお伝えしたい。
まず、読書の1番の良い所は、独りの時間を存分に満喫できることだ。
私は独りの時間が好きだ。
読書は、文字を読むだけで簡単に別世界に連れて行ってくれる。
しかも、場所や時間を問わない。
集中すれば環境だって関係なくなるのではないだろうか。
(なんて素晴らしいものだ…!)
結論から言うと、私は学校という場が好きではない子供だった。
そして、息苦しくなるとよく一人で図書室にいった。
小学生の頃は、図鑑が好きだった。
あとは、なぜかブラックジャックを読み漁っていた。
(無論、ブラックジャックは今でも私の好きな漫画ナンバーワンである)
当時の幼き私の感覚としては、
「絵がない本=堅苦しい」
というイメージがあり、本とは少し距離を置いていた。
(本さんごめんね。)
小中高の12年間、何か嫌な思い出があるわけではないが、
集団で生活する事に息苦しさを覚えていた。
しかし、当時の私は、自分の気持ちをすんなり受け入れる事ができなかった。
本当は独りが好きなのに
周りと違う感覚を持つことが、寂しいと思われるのが怖かった。
そんな私は、中学生の時に、
香月日輪さんの「僕とおじいちゃんと魔法の塔」に出合う。
この本は私の気持ちをすんなり受け入れてくれた気がした。
p112~p113より
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「孤独を悪者だと思うな。孤独を嫌だと思うな。
孤独とは、気高く優しい友人だ。じっくり付き合ってみるいい」
「…独りぼっちは寂しいよ⁉」
「寂しいのが悪いのか?」
本来は、人とは常に明るく楽しく、
家族や友人とワイワイと過ごすべきなのだと思っていた。
そう教えられていた。ましてや、悲しいことなどは。
「独りぼっちでも…悪くないんだ」
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そう独りだって悪くないのだ。
私はおかしくない。
この本に出合えたことで
私は自分の気持ちを素直に受け入れることができた。
そして読書が好きになった。
今はエッセイを読むことが多い。
人の考えに触れられるのが楽しい。
直近で読んだエッセイはよしもとばななさん
どちらも素晴らしい作品だった。
長くなりそうなので、その話は後日にするとしよう。